砂糖菓子七つ 〜Seven Little Meringue dolls〜 シナリオ製作:#6 −−−−−−−−−− |PL向け卓前情報| −−−−−−−−−− 【シナリオ内容】 舞台は現代日本。 探索者たちの元に、一通の手紙が届きます。 事務的な白地封筒の右下には見慣れた文具メーカーのロゴ。 そして中には「無人島旅行キャンペーンに当選しました」と書かれた書類。 彼らは思いがけない幸運に胸を躍らせ、それぞれ招待状を持って旅路につくのでした。 【推奨技能】 特になし 【想定プレイ時間】 オフラインセッション:4〜7時間程度 テキストセッション:25時間前後(4〜5日程度) ※ただし、展開によっては大きく早まる可能性があります。 【シナリオ傾向】 Classic/Mistery 難易度:★★★★☆ 【プレイ人数】 3〜4人 【NOTICE!!】 今回は、いつも以上に一癖あるシナリオをご用意しました。 非常に難易度の高い卓です。どんな事が起きてもおかしくないという覚悟で臨んでください。 また、卓内時間がゆるやかにリアルと連動するので、制限時間が存在します。 今回は時間経過によって非常に厳しい展開が起こり得るので、特にご注意をお願いします。 ※今回のシナリオは死亡や復帰しがたいダメージを受ける可能性が非常に高いため、 そのキャラクターの最後の物語にする覚悟で来てください。 −−−−−−−−−− |KP向け卓前情報| −−−−−−−−−− 【KPの情報】 シナリオの元ネタはアガサ・クリスティの有名小説「そして誰もいなくなった」 黒幕はPLの中に紛れ込んだサブKPに務めてもらいます。 サブKPに、RPにさり気なく伏線を張ってもらいつつ、探索者たちを殺していきましょう。 島に来てからすぐに天候が悪化していくのは、「天候を変える」の呪文のためです。 黒幕であるショゴス=トゥシャ(マレモンp98)の力を持った○○は、イゴーロナクの召喚を行おうとしています。 ※島の製薬会社の創業社長は島の元々の住人であり、ショゴス=トゥシャの力を持つ家系です。(ディープワンの血を引いている) 黒幕は、彼の死後に残った灰色の粘着質、そして古文書を手に入れてショゴス=トゥシャになりました。 【キーパリングのポイント】 演出で、広間のテーブルの上にメレンゲ人形を並べるのも良いかもしれません。 元ネタである「そして誰もいなくなった」からは演出面で取り入れられる要素が多々ありますので、 余裕があれば加えると雰囲気が出せるはずです。 また、#6シナリオの常として、少々の和マンチプレイや神話技能の出目が走ったくらいではどうにもならないので、 プレイヤーの提案はどんどん認めると良いと思います。 (キーパリングを厳しくすると、簡単にデスシナリオになるバランスです) ※追記…私(#6)が使ってみた感覚からすると、このシナリオはキーパーの技量をかなり要求します。 キーパーが不慣れだと、探索者たちが何も分からないまま惨殺されるだけのシナリオになる恐れがあります。 このシナリオは、ある程度KPとして自信がある方が、信頼できるサブKPと組んで使用してください。 【サブKPの情報】 常に、自身がサブKPである事を忘れず、『KPの発言として、おかしくない言動』をしてください。 あなたは「プレイヤー(PL)」ではありませんし、あなたの使うキャラクターは「探索者(PC)」ではありません。 地の発言では、卓内の事について絶対に嘘をついてはいけません。 「地の文は真実のみを述べる」という鉄則を破れば、謎解きはとたんにフェアではなくなります。 〜シナリオ使用後追記〜 そして、『自分の考え(推理)』を話さないようにしてください。 主体的に「PLのフリ」をすると、クリアが難しくなりすぎるようです。フェアと感じない人もいるかもしれません。 聞かれた時には一般論などでお茶を濁すと良いでしょう。 『黒幕キャラ用の必須設定』(この設定を守った上で、『NPCのキャラクターシート』を作ってください。 キャラシに『PL』欄がある場合は、消しておいてください) ・POWは13以上 ・手袋と宝石を身に着けている。 (手袋は爪についている灰色の粘着質成分を隠すため、宝石は魔力保存装置) ・自身(+他の6名)の命と引き換えに叶えたい何らかの「願い」を持っている (これがイゴーロナクを招来する動機になります。KPと相談の上決めてください) 『やらなければいけないRP』 直接的すぎるとバレバレになるので、上手くRPで覆い隠してください。 @初期装備である宝石と手袋を用いたRP。 A1日目に歌を歌う(「天候を変える」の呪文を詠唱する)RP。(『天候を変える』の呪文) B『精神操作』の呪文を使う時は、宝石を握りしめるRPをすること。 以上です。 あとは適宜プレイヤーの反応次第で、ギリギリ気付かれない程度に追加のヒントや伏線を散りばめると良いでしょう。 一度気付かれると、シナリオに書いた分やアドリブで追加する分含めて伏線が無数にあるので、 あっという間に答えまで辿り着かれます。綱渡りを楽しみましょう。 −−−−−−−− |キーパー資料| −−−−−−−− ☆キーパー資料1 島は、嵐が起きると本土との交通が断絶する。 ☆キーパー資料2 黒幕の動機は、イゴーロナクを招来して願いを叶えること。 ☆キーパー資料3 黒幕の持つ宝石(朝露石)は、MPを蓄えることができる魔術的な道具である。 ※宝石にはシナリオ開始時点で十分なマジック・ポイントが蓄えられているものとし、宝石に蓄えられたマジック・ポイントはシナリオ中は無尽蔵なものとして扱うことを推奨します。(『天候を変える』を始めとして処理の複雑な呪文が多いため) 探索者が生還し、朝露石を持ち帰ろうとした場合には『朝露石が砕け散る』演出を入れると良いでしょう。今回の事件によって限界を越えて酷使されたこの宝石は砕け散り、二度と輝くことはありません。 ☆キーパー資料4 黒幕は、3年前に親族から島の所有権を相続した。 そして偶然『くびりまでうり』と『灰色の粘着質』を手に入れ、願いを叶えるためにイゴーロナクの召喚を目論んだ。 探索者たちを選んだのは、最初の招待状の文具メーカーのアンケート名簿を偶然手に入れたためである。 (調べると、文具メーカーの個人情報流出事件が3ヶ月前にあった事が分かる) ※『くびりまでうり』のタイトルは語感で私が適当につけたものなので、使用するKPさんは自由に名前を変えてください。 ☆キーパー資料5 『くびりまでうり』の執筆年代は1920年頃。 大正時代の事件の真相は、ショゴス=トゥシャであり、本来クトゥルフを信仰するはずの創業社長が、影で異端のイゴーロナク信仰をしていた事から始まる。 (『くびりまでうり』を書いたのも彼) イゴーロナクを召喚しようとした彼は、生贄とするため島民を殺した。 召喚されたイゴーロナクは彼に不老の呪文を与えたが、イゴーロナクの悪意によって島民は疑心暗鬼に陥らされ、島では壮絶な殺し合いが起きた。 その中に創業社長も巻き込まれ死亡する。 そして、島は廃村となったのである。 −−−−−−−−− |プレイヤー資料| −−−−−−−−− ☆プレイヤー資料1 『くびりまでうり』の要約 【悪意の招来】 悪意の神は、恐怖と血によって呼び出される。 7人の死体を神棚に捧げた時、神は術者の願いを一つだけ叶えてくれるだろう。 そして、願いと引き換えに神は現世に表れる。 コスト:MP1d10 SAN1d20 (オリジナル呪文) 【位置の交換】 術者の位置を、他の物体と入れ替える呪文である。 コスト:MP20 (オリジナル呪文) 【鬼の退散】 鬼は混沌と狂気を好み、退屈を疎んじている。 それは何処にでも気まぐれに現れ、目についた者達を閉じ込めて玩ぶ。 鬼を退散させるためには、呪文を唱えなければならない。 ※ただし、この呪文の詳細が書かれたページは破れてしまっている。 (オリジナル呪文) 【魂の牢獄】 死体の上に、とある液体を振りかける。 振りかけた後に5分ほど呪文を唱える。 しばらくすると、死体は動き出す。 ※ただし、この呪文の詳細が書かれたページは破れてしまっている。 (オリジナル呪文) 【天候を変える】 天候を穏やかにしたり悪化させたりする呪文である。 大勢で呪文をかけて、大きな効果を得ることもできる。 この呪文で天候を変えるためには、歌のような詠唱を行うことが必要である。 ※ただし、この呪文の詳細が書かれたページは破れてしまっている。 (ルールブックP.273) ☆プレイヤー資料2 【魚来島の成り立ちについて】 ・大正時代にこの島には、とある医療品企業の研究所があった。当時の研究施設は廃墟となり、今も残っている。 ・島で連続殺人事件が発生した。それによって創業社長が死に、会社は解散した。事件は未解決である。 ・島には奇妙な伝承が残る。かつて周囲からは、仙人の住む島と呼ばれていた。仙人は神の手で、玉虫色に光る黒ずんだ『何か』を使役していたという。 ・島に伝わる『朝露石』は、魔術的な力を溜め込む不思議な宝石という言い伝えがある。 ☆プレイヤー資料3 【額縁に飾られた詩】 机の上に砂糖菓子七つ 蟻に食われてまず一つ 落ちて砕けてもう一つ消えた 打ち捨てられて残りは四つ 踏まれ潰れた無残な欠片 紅茶に溶けた砂糖菓子一つ 残った二つを奪い合い 奪った拍子に角が欠けた 最後に残った砂糖菓子 糸で括って吊り下げて さぁ、お客様のご機嫌はいかが? ☆プレイヤー資料4 最近、本当におかしなことが多い。 皆がお互いを疑い合っている。まるで誰かに操られでもしたかのように。 この間次郎さんが誰かに殺されたことで、お互いを公然と敵視するようになってきている。 一体誰が次郎さんを殺し そうか分かった、殺したの (ここで文字は途絶えている) ☆プレイヤー資料5 【魔道書の要約】 『精神操作』 対象を操ることができる。 対象を肉眼で捉えられる限り、どんな相手であってもコントロール可能。 何度でもかけ直すことができる。 コスト…SAN1d8 MP8 (オリジナル呪文) 『魔力を束ねる』 目的の一致した複数人が手を繋ぐことで、MPを出し合って呪文を唱えることが出来る。 コスト…なし (オリジナル呪文) 『悪意の招来』 恐怖の感情と死体を捧げ、イゴーロナクを呼ぶ呪文である。 存分に恐怖を味わわせた7人の死体を、海岸の崖下にある洞窟に捧げることで、イゴーロナクは現れる。 そして、術者の願いを一つだけ叶えてくれる。 コスト:MP1d10 SAN1d20 (オリジナル呪文) 【本編】 ---------------------------------------- 1.飛行機の中で 1.5〜2h 飛行場にやってくる探索者たち。 到着すると、すぐにフライトアテンダントに導かれます。 島に向かうチャーター機には、探索者(+黒幕)たちの他に二人乗っています。 大崎鈴音と北川楓。 彼らも、探索者たちと同じように島に招待されたようです。 飛行機の中では、自己紹介タイムを設けます。 また、最初の説明時に「NPCのSAN値は、一部本物の値ではない」旨伝えてください。 島に着くと、執事が出迎えます。 「このツアーは、自由行動となっております」 「日程終了までの5日間、島での生活を楽しんでください」 (財宝伝説について聞くと、大正時代に製薬企業が島を所有していたこと、 その企業の財産の一部が未だ島に眠っているという噂があることが分かる) 屋敷は年季が入っている(築100年程度)が、中は綺麗である。 3階と4階が探索者たちの部屋になっている。 各自の部屋は、ベッドと窓のある小奇麗な部屋。 テーブルに鏡、テレビ、テーブルライトが備え付けてある。 風呂、トイレも個室ごとについている。 また部屋には、「プレイヤー資料3」が書かれた半紙が額縁に入れて飾られている。 ---------------------------------------- 3.晩の会食 1h 探索者たちは晩飯を食べます。 メニューは子羊のシチュー。執事は料理も洗濯も掃除も全て一人で行っていますが、その腕前は確かです。 食事が終わったら、片付けが残っているからと探索者たちを部屋に戻らせます。 部屋に戻った各探索者に行動を問います。 黒幕は、ここで歌を歌う(『天候を変える』の呪文を詠唱する)RPを挟むと良いでしょう。 詠唱が終わると、天候が崩れて暴風と共に大雨が降り始めます。 ---------------------------------------- 4.深夜の物音 0.5h 全員が寝付くと、奇妙な音がします。 ぴちゃぴちゃと何かが廊下でのたうつような水音。 眠っているので聞き耳1/2でロールです。 ---------------------------------------- 5.最初の犠牲者 0.5h @最初の犠牲者は北川楓。 死体は玄関に打ち捨てられ、表面には蟻がたかっている。 なめるRP、「化学」、「医学」などでブドウ糖が体に塗りたくられているのが分かる。 1d3/1d6+1のSANチェック 2階で殺さなかった+ブドウ糖を塗りたくったのは、詩の通りに殺す(蟻をたからせる)ため。(2階に蟻は出づらい) 「事件は詩をなぞっている」と誤認させて、自身の生存を隠すのが黒幕の目的。 ----------------------------------------------------- 6.カウントダウン 2日目以降、リアル時間で2hごとに一人死ぬ。以降詳細。 基本的に、時間経過によって突然出現するショゴスで追いかけて、逃げ損ねた人間を攫う。 攫われた後に島を探索すると死体を発見するというパターン。 遅くとも探索者に死者が出る前に、手袋と宝石のRPを最低1度ずつはしておくようにしてください。 また、探索者の行動が上手くショゴスから逃げ切られそうになった時は、『精神操作』の呪文(プレイヤー資料5)を使います。 この場合は、必ず黒幕は宝石を握り締めるRPをするようにしてください。(宝石からMPを引き出して呪文に使っています) 例: 皆さんの前に、不定形の怪物が現れます。 うねうねと蠢く玉虫色の体に、鼻をつくような悪臭。 その体の表面の小泡がパチパチとはじけているのが見えます。 その『黒っぽい何か』は、うねりながらあなたたちに近づいてきます。 さて、SANチェックだ。 見た人は1d6/1d20のSANチェックですね。 二日目死亡者 A執事:落ちて砕けた→崖から落ちた状態で発見される。顔は潰れていてはっきり分からない。 1/1d4 BPC1:打ち捨てられた→ゴミ捨て場に死体が捨てられている。横にはピッチフォーク。手足がもげ、腹が膨らんでいる。腹の中から電話の音。 1d3+2/1d6+4 三日目死亡者 C黒幕:踏んで潰れる→ショゴスに潰される(偽装) (実はコレ、崖から落ちた遺体を流用している。服の端切れなどはあるものの、もちろん黒幕が持っていた宝石は見つからない) 1d3/1d6+1 DPC2:紅茶に溶けた→風呂の中に遺体。(黒幕と仲のよかったPCがいれば、ここで殺すと良い。その場合、遺体の死に顔が整えられたように綺麗である演出もいいだろう。……実際に回した時には、ここまで頭が回らずにサクっと殺してしまったのが心残り) 1/1d3 四日目死亡者 ENPC2:PC3を犯人と誤解し、殺そうとする。(PC3がNPC2を疑っていれば、先にPC3に行動を起こさせてよい) 殺さずに捕らえられた場合は、ショゴス登場。 F部屋に戻ると、「誰もいないはずなのに」なぜか首を吊る準備がされている。SANチェック1d10+4/1d20+8 耐えた場合も、影から見ている黒幕の『精神操作』の呪文によって操られて首をつってしまう。 クリアできず、このイベントまで発生すると全滅エンドです。 ----------------------------------------------------- 7.図書室にて(魔道書以外はインターネットでも可) 目星・図書館で以下の情報が見つかる。 ・魔道書(プレイヤー資料1)。1/2母国語ロール又は歴史ロールが必要。 ・島の成り立ちについて(資料2) ・玉虫色の怪物を操る仙人の話。(神話技能によって、これはショゴスの事だと断定可能。クリティカルやスペシャルならショゴス=トゥシャについても情報を与えてよい) 各本を読むことで、5%or1d6%の神話技能取得。 魔道書のみ、1/1d3のSAN減少が追加で発生。 ----------------------------------------------------- 8.研究所にて 実験室には薬品タンクが並んでいて、その中に人が入れそうなほどの一際大きな薬品タンクがある。中には液体が入っている。 中身は揮発性のものだったようで、既に中身はただの水である。 資料室の本棚には、研究の内容が書かれたファイルがある。 研究は不老不死に関するものであり、その記述から創業社長が偏執的なまでにその研究に拘っていたこと、 そして研究が迷走していたことが分かる。 仮眠室にはボロボロになったベッドと机がある。机には、研究員の走り書き(※プレイヤー資料4)がある。 ----------------------------------------------------- 9.海中洞穴 通常の探索をしていると間違いなく見つからないままセッションが終わる場所。 海が荒れている状況で崖を降りようというムチャをした探索者には『人間では、今この崖を降りるのは自殺行為だと感じます』と伝えること。 ここには、死体が捧げられている。 探索者たちの死体は、恐怖の演出に使われた後は、ショゴスによってここに運ばれる。 真相を解き明かし、黒幕に天候操作を解除させれば(殺しても可)行くことができる。 ここはイゴーロナク招来の儀式をする場所。 ろうそくや、奇妙な魔方陣。それに異臭のする草や魚の干物が、大きな石の前に供えられている。 その異様な光景を見た探索者にはSANチェック。 0/1d3 ここの石の裏を目星すると、1枚の紙が見つかる。 これに書かれているのは『肉に魔力を付与する』の呪文(基本P286)と、『復活』の呪文(基本P279)。 ※これが、創業社長が手に入れた不老不死の呪文と、そのおまけ(死亡者への救済措置)。 --------------------------------------------------------------- 10.住宅地にて (落ちているアイテムは、廃墟探索マニア達の遺物) 目星3回撃つと、ガレキが崩れるイベント発生。探索者たちの足の上に落ちる。1d3ダメージ。回避ロール可能・安全靴で無効化。 1A:ガレキまみれの部屋。ボロボロの机がある。安全靴1つ。 1B:ガレキまみれの部屋。バールのようなもの1つ。 1D:ガレキまみれの部屋。ベッドがある。 1G:ガレキまみれの部屋。厚手のコート、マフラー、アクリルのセーター。 2C:ガレキまみれの部屋。一際荒れている。血の跡がある。 2F:ガレキまみれの部屋。鉈1つ。タバコの吸殻がたくさん落ちている。(ハイライト)。 3A:片付いた部屋。その奥には、小さな手帳。(取りこぼし情報への救済用情報源。適宜情報を追加) 3C:ガレキまみれの部屋。財布が落ちている。免許証から、『中坪卓也』の持ち物だと分かる。(免許証の更新期限は1984年。当時38歳。ここで落とした年代が特定できる) この男について調べると、再開発時に行方不明になっていることが分かる。(イゴーロナク召喚を計画した。ただし失敗) --------------------------------------------------------------- 11.屋敷にて 裏手:トタン屋根付きのゴミ置き場がある。また、キッチンの裏にはガスのボンベがある。 物置:ピッチフォーク・鎌・ガムテープ・ビニール紐・殺虫剤・蚊取り線香・高枝切り鋏が入っている。 ダイニング:イス・テーブル・時計・アンティークの皿がある。 キッチン:食器棚、戸棚、コンロ、冷蔵庫、ゴミ箱がある。キッチンハイターや包丁なども目星で手に入るだろう。 使用人室:本棚がある。中には将棋と囲碁の本が並んでいる。また、部屋の隅には碁盤がある。 2F物置:トイレ用洗剤、モップ、ワックス、スポンジ、お風呂用洗剤、カビキラーがある。 --------------------------------------------------------------- ★13.真相(GOOD) 探索者たちが黒幕の部屋を調べると、『プレイヤー資料5』の呪文が書かれた本を見つける。 これを上手く用いれば、ショゴスと黒幕を倒すことが可能。 (方法はプレイヤー達に考えさせてください。ここまで来たプレイヤーなら容易に思いつくでしょう) また、海中洞窟に行くチャンスも生まれるだろう。復活の呪文で全員生還まで見える。 黒幕が倒されれば、天候が回復して迎えの飛行機がやってくる。 【シナリオ報酬】 真相解明1d20 全員生還1d20 ★最後に★ シナリオを利用したリプレイ及び動画等の二次創作については、シナリオタイトル及びシナリオ製作者の情報を明記することを条件に許可します。 シナリオ製作:#6(永久パピルス) http://brainmixer.net/yibbtstll.html 永久パピルスでは、ボリュームたっぷりなシナリオ集をboothで販売しています。 『グロス・ゴールカの繊翳』には、このシナリオ(砂糖菓子七つ)に大幅に肉付けして加筆修正した完全版が収録されているので要チェックです! https://permanentpapyrus.booth.pm/